新聞記事:生徒らが虐待訴え、児童自立支援施設に県が改善指導/大磯

生徒らが虐待訴え、児童自立支援施設に県が改善指導/大磯   神奈川新聞 2009/09/17

 児童自立支援施設の県立おおいそ学園(大磯町生沢)で、児童・生徒への不適切な指導があったとして、県が改善計画の提出を求めていることが17日、分かった。児童・生徒らが指導員による虐待を訴え、県の子ども人権審査委員会が調査していたという。

 県によると、同学園では非行などを理由に児童相談所などから送られた小学生から18歳までの男子約30人が生活し、指導を受けている。4月中旬ごろ、指導員による虐待を報告する手紙が県に届いたため、同委員会が聞き取り調査などを行った。10代後半の生徒数人が、複数人の指導員から虐待を受けたと訴えたが、指導員側は否定。けがなどの記録もほとんどなく、虐待の事実は確認できなかったという。

 しかし、県によると、同委員会は、園内で問題を起こした児童・生徒への「特別指導」として、廊下をからぶきさせたり、グラウンドを走らせたり、正座させたりしていることを「日常的に威圧的な指導が行われていた」などと指摘。「個別の虐待は特定できなかったが、園の指導方針に問題があり、改善が必要」などとする調査報告書を15日にまとめたという。

 県は「特別指導の見直し」や「第三者の目が入る指導体制」などの改善計画を提出するよう同園に通達した。

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「けがなどの記録もほとんど無く」の「ほとんど」っての微妙ですね。「まったく」ではないのですね。
もちろんあっても記録に書いているかどうかは怪しいものです。という突込みが予想されます。

「特別指導」と称されるものは最近問題にされていますので、きちんと説明できるものでないとダメですね。
無意味な作業は「不適切」とされるのですから、しっかり意味づけをしてあげることが必要ですね。