新聞記事:里親:初の指針案 児相が定期訪問へ−−厚労省提示  毎日新聞 2012/1/17東京朝刊

 厚生労働省は16日、里親向けに養育の理念や心構えを示し、地域との連携や里親支援の重要性にも触れた「里親等養育指針案」を社会保障審議会の専門家会合で示した。里親向けの初のガイドラインで、12年度から全国の里親に読んでもらう。児童相談所の職員らによる里親訪問の定期化なども進め、里親支援の充実を図る。

 指針案では里親家庭での養育の在り方を提示。「一定一律の当番や日課、規則、行事、献立表は家庭になじまない」として生活の柔軟性やコミュニケーションの重要性を示した。里親には独自の子育て観を優先せず、助言に耳を傾ける謙虚さが必要とした。閉鎖的で孤立的な養育になるリスクにも触れ、外からの支援を受け入れる「風通しのよさ」を作ることも求めた。

 厚労省は、里親やファミリーホーム(里親家庭の拡大版)への委託を優先し、委託率を現行の1割から将来的に3割以上に引き上げる方針。児童養護施設乳児院児童自立支援施設など施設のレベルアップも図る。3月までに施設ごとの運営指針を策定し、12年度からは指針を基に、3年に1回以上、第三者評価を受けることを義務付ける。【石川隆宣】

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指針作りが進んでいるようです。2012年度から第三者評価も実施されるそうですね。
評価のために指針が必要なんでしょうね。

かつて「運営指針」は出ていたようですが、あれは「教護院運営指針」ですね。

さて、指針の中身が気になりますが、ここまで運営がばらばらになっている各児童自立支援施設のどこに照準を合わせてくるのでしょうか。