新聞記事:県生実学校:千葉の児童自立支援施設、創立100周年 2714人巣立ち /毎日新聞 2009年10月31日 地方版 千葉

 ◇生徒代表「仲間信じ、自分に誇り」
 千葉市中央区の県内唯一の児童自立支援施設「県生実(おゆみ)学校」が創立100周年を迎え、30日、森田健作知事や寺尾洋・千葉家裁所長ら150人が参加する記念式典があった。

 児童自立支援施設は、非行を起こしたり、家庭の事情などで養育が困難な18歳未満の子供を受け入れ、社会への自立を助ける施設。県児童家庭課によると生実学校は1909年に創立され、これまでに2714人の子供たちの自立や家庭復帰を支えてきたという。

 現在は小学校の高学年から高校生までの56人が寮生活を送り、生活指導や学習、スポーツなどの指導を受けている。

 式典で、生徒代表の男子生徒は「中2の夏にこの学校に来て、初めは不安だった。野球部に入り、最初は全員で一つの気持ちになることができなかったが、あきらめずに毎日練習し、最後の大会でいい結果を残せた。野球をやり通して、仲間を信じることで自分に誇りが持てることを学んだ。大人になってもここで学んだことを忘れずにいたい」とあいさつした。

 森田知事は「本校から巣立った子供たちは2700人を超えた。子どもは県や日本の宝。これからも1人でも多くの子どもの笑顔が見られるようさらに努力していく」と式辞を述べた。【斎藤有香】

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創立100周年ラッシュですな。
森田健作知事、参列されたんですね。代理で済ませる他の都道府県知事よりは評価。