新聞記事:’10県予算から:政令市移行 まず児童相談所から /熊本  毎日新聞 - ‎2010年2月23日‎

 熊本市が目指す12年4月の政令指定都市移行に向け、県と市の双方で準備関連予算が組まれている。移行によって市内の県道管理など多くの行政事務が市に移されるが、そのうち児童相談所(児相)業務が一足先に移譲される。児相の移譲で県が削減した予算額は26億4000万円。

 熊本市の児相は、同市大江に建設される「こどもセンター」に入るが、12年4月に完成するまでセンター予定地内の仮庁舎で運営される。市の新年度予算案ではセンター整備で13億円のほか、市が処遇を決める子供たちの児童入所施設や障害児施設の運営経費などとして約30億円が計上されている。市が持っていない一時保護施設や児童自立支援施設は当面、県の施設を委託利用する。

 市内に県の中央児童相談所もあるが、新年度以降は熊本市以外の市町村の支援に重点を移すことになる。

 その他の政令市移行関連では、城南町と植木町の合併で生活保護費など約6億8000万円分が、県予算から熊本市に移譲された。また県市連絡会議の開催や啓発活動費として県予算に600万円が計上された。【結城かほる】

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
政令指定都市になるさいに都道府県と同等の機能をもつもんだから、児童自立支援施設の設置がひつようになるんですよね。でも、実際に政令指定都市で持っているのって、全国に4つだけ(横浜、大阪、名古屋、神戸)。他は全部、委託してるんです。

当面、児童自立支援施設の必置義務は外れないのかな。民営化の話も全児協(本物)が要望書を出したようだけど、議論すらというか、話題にすら上がっていない施設もあるんだろうな。