新聞記事:施工不良:県3施設で鉄筋不足など−−精華学院・郡山高・生駒高 /奈良 毎日新聞 2010年8月11日 地方版

 県は10日、児童自立支援施設「精華学院」(奈良市高樋町)▽県立郡山高(大和郡山市城内町)▽県立生駒高(生駒市壱分町)の県有3施設で施工不良が判明したと発表した。大地震の際に倒壊する恐れがあるとして、順次改修するが、2学期の授業に影響が出る可能性もある。

 県によると、精華学院では小中学生22人が暮らす5カ所の寮のうち、春日、都祁、明日香、三輪の4寮(いずれも1965年完成)で鉄筋不足が明らかになった。春日寮で昨年12月、60カ所あるコンクリートブロックのうち、30カ所で鉄筋が大幅に不足していたことから判明した。

 郡山高では今年7月、家庭科室などがある特別教室棟(68年完成)の耐震改修工事中に、必要な鉄筋が不足したり切断されたりしていることが判明。生駒高でも、図書室や校長室がある管理普通特別教室棟(63年完成)の鉄筋の溶接方法が不適切だった。

 精華学院と郡山高の請負業者は現存しない。生駒高を請け負った淺沼組(大阪市天王寺区)とは今後費用負担について調整する。【花澤茂人】

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1965年完成ということは、40年以上前ですね。
下手に改修するよりも建て替えたほうが良いのではないですかね。
法定耐用年数50年も近いことですし、なにより鉄筋が大幅に不足ってのが
そもそも恐ろしいことですからね。
まぁ、建築家さんにお任せですけどね。