新聞記事:全国自立援助ホーム連絡協議会:大会に145人、議論−−前橋 /群馬  毎日新聞 2009年11月6日 地方版

 第16回全国自立援助ホーム連絡協議会群馬大会が5日、前橋市本町2の前橋ホテルで開かれた。大会には全国の自立援助ホームのほか、児童養護施設児童自立支援施設などの関係者145人が参加。4月に施行された改正児童福祉法や、ホーム数の増加に伴い生じてきた自立援助ホームの新たな課題について話し合った。大会は6日まで。

 自立援助ホームは、何らかの理由で親元を離れ児童養護施設などに入所したが、中学卒業などに伴い退所し、居場所を失った子供たちの自立を支援するための施設で、全国に56カ所ある。

 今大会では、自立援助ホームで実際にあった事例を全体で議論する「事例研究」を初めて導入。その後、グループに分かれてディスカッションした。県内にただ一つの自立援助ホーム「風の家」=前橋市日吉町1=の多胡和典施設長(31)は「全国的にホームの数が増え、経験の浅いスタッフも増えてきた。ベテランから若手まで交え、子供たちとどう向き合っていくか議論する機会が欲しかった」と大会の意義を語る。

 前橋市川原町の児童自立支援施設「ぐんま学園」の寮長を務める菊地常仁さん(45)は大会に初めて参加。「子供たちの心の問題と向き合うという基本は自立支援ホームも児童自立支援施設も同じ。参考になった」と話した。【喜屋武真之介】

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どんどん施設数が増えていますね。それだけ、必要なんでしょうね。