新聞記事:(岩手)県、来年4月目指す 杜陵学園への義務教育導入

 対応が遅れている児童自立支援施設県立杜陵学園(中村純夫園長)への義務教育導入について、県は6日の県議会9月定例会本会議で、2010年4月からの導入を目指す方針を明らかにした。

 三浦陽子氏(民主党)が質問。達増知事は「学校教育法による義務教育を速やかに導入する。専任教員による教育の実施や、児童自立支援専門員による生活全般の指導の強化を図りたい」と述べた。

 また、千葉茂樹保健福祉部長は「県内全域から入所しているが、施設所在地の盛岡市の理解を得て来年4月からの学校教育導入を目指す」とし、施設改修などの準備を進める考えを示した。

 杜陵学園は1997年の児童福祉法改正で義務教育が課されたが、児童生徒は教員免許のある学科生活指導専門員らによる学習指導を受けている。

 県、県教委、盛岡市教委は今年6月に同学園学校教育開設準備委員会を設置。教員配置数や、備品購入などの協議を行っている。

       岩手日報 (2009.10.7)
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児童福祉法改正から10年以上が経過し、学校教育の実施は速やかに行われるべきなのかもしれませんが、
前回の新聞記事を見る限りでは現状では関係機関との調整がうまくいっていない印象。
残り半年で性急にことを進めて、形だけの学校教育を導入することは児童にとって不利益をこうむりかねない。
主体は児童であり、児童にとって最善の利益となるべき学校教育実施でなければならない。
施設の主管課、市教委、県教委、児童相談所等々、関係機関からなる協議会等は実施されているのでしょうか。


県議会で出ているので、実施は確定したようなものだけど、現状を理解している議員さんがどれほどいるのか。
半年で、調整が可能なのか。とても心配です。