新聞記事:【新冠】若園小跡を児童自立援助ホームに

 新冠若園小学校施設を落札した千葉県松戸市NPO法人「誠心会」(小谷川元一理事長)と新冠町は2日、町役場で売買契約書に調印した。購入の教職員住宅と校舎施設を、2011年春に児童自立援助ホームにする。小中学生の全寮制のフリースクールや若園小ゆかりの作品や記念品を展示するふるさと館を併設する予定。

 調印式には小谷川理事長(50)と小竹国昭町長が出席。小谷川理事長は「現地に何度も足を運び、雄大な自然と人情あふれる住民がおり、都市部での施設では体験できない自立支援の施設ができると思った」と購入の経緯を語った。

 児童自立援助ホームは、家庭内の虐待や育児放棄などで行き場を失った15〜20歳の青少年を保護養育し、職場・社会体験を通して自立を支援する施設。道内には函館市に1カ所ある。

 誠心会は松戸市で児童自立援助「こたにがわ学園」(定員・女子6人)を運営。現施設は狭く、希望者がいても入寮を断っている状態で、自然環境に恵まれた広いスペースの用地を探していたという。

 自立援助ホーム(定員29人)は、11年4月から当面教職員住宅を活用したグループホームとして運営。引きこもりや不登校の小中学生を対象とした併設の全寮制フリースクール(定員20人)も開設する。

 小谷川理事長は「都会の施設では身近にコンビニなど手軽な働き口があり、一つの仕事に集中できないことが多い。自立支援という意味では逆に不便」と話し子、若園小での開設で「子どもたちに1次産業を中心とした就労の耐性をつけてもらいたい。弱音をはいてもほかに行く場所はなく、本当の意味での自立支援ができる環境」とも。

 職員の採用も地元を優先する意向で、施設の空きスペースを活用し、大学のスポーツやセミナー合宿などにも利用を計画している。

   苫小牧日報 (2009年 10/5)
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詳細は分からないのだが、これって留岡幸助の思想と似ているのだろうか?
いくぶん、引っかかるところもあるのだが・・・。