新聞記事:創立100年を華やかに祝う 県立児童自立支援施設『三方原学園』  中日新聞 2010/10/6

 県内唯一の県立児童自立支援施設三方原学園」(浜松市東区有玉西町)の創立100周年記念式典が5日、同学園であり、在園生や父母、行政関係者ら300人が出席して、節目を祝った。 (赤野嘉春)

 古川清学園長は、学園設立の経緯や社会背景を振り返りながら「園生は将来の社会参加を目指して頑張っている。父母や支援者には大きな支えになっていただきたい」とあいさつ。来賓の川勝平太県知事は、45人の在園生に向けて「やがて皆さんも素晴らしい先輩の一員になる。厳しくても頑張って良い学園生活を送り、立派な人間になってください」と激励した。

 スライドで施設や園生の生活ぶりを紹介した後、退園生を代表して鈴木和夫さん(31)=御前崎市池新田=が「学園生活は楽しいことばかりではないが、悲観していても進歩しない。強い心で一日一日を大切に過ごしてほしい」と呼び掛けた。

 日ごろ園生を支援する華道や理髪、環境整備などのボランティアの代表への表彰状贈呈や、園生がカレーライスやお菓子などを振る舞う園遊会もあった。

 同学園は、家庭環境などから生活指導を必要とする小学4年から高校3年生までが寮生活を送っている。1910年に安倍郡三保村(現・静岡市清水区)で創立し、33年に現在地に移転した。これまでに3349人が巣立っている。

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昨年度に引き続き 創立○○年記念ですね。
感化法制定が1900年でしたので、それからしばらくしての設立で
創立100周年が多いようです。

退所生 3349人と細かな数字が出せるのが素晴らしい。
戦災、火事や人的ミスによって統計資料が失われている施設も結構あるので…。

そして、退園生代表として講演してくれる方がいらっしゃるのも良いですね。
どんなお偉いさんに来て頂くよりも、卒業生の言葉は、なにより身近ですからね。