新聞記事:映画「大地の詩」 岡山で製作発表 留岡幸助(高梁出身)の偉業知って 2010/09/10 山陽新聞

 日本の児童福祉の先駆者として知られる留岡幸助(1864〜1934年)=高梁市出身=の生涯を描く映画「大地の詩(うた)―留岡幸助物語―」の製作発表が10日、岡山市北区のホテルで開かれ、山田火砂子監督、主演の村上弘明さんらが抱負を述べた。

 2人のほか、県内での撮影などを支える岡山製作上映支援委員会の繁森良二さん、高梁市実行委員会の下西敬之さんが出席。山田監督は「青少年のために一生をささげた留岡の偉業を知ってほしい。家庭内に問題が多い現代にこそ必要とされる映画」と話した。

 関連書籍を読んで役作り中という村上さんは「できる限り古里の土地を歩いて留岡の息吹を感じ、彼を社会事業に駆り立てた原動力を探りたい。第一級の社会映画にする」と意気込みを語った。

 留岡は東京や北海道に現在の児童自立支援施設に当たる感化院を設立。幼いころの家庭教育の大切さを説き、不良少年の更正に尽くした。

 映画は10月1日に本格的な撮影に入り、22、23日は県内でロケを行う。妻役は工藤夕貴さん。公開は来春の予定。

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http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2010091022100682/
こちらには、写真とか動画もあります。

でも、動画の中の説明では間違いも・・・
留岡幸助のことを「感化院を日本で初めて設立した」と説明していますが、ちがうでしょう。
留岡幸助が東京巣鴨に家庭学校を創立したのは1899年(明治32年)。
この時すでに、大阪・東京・千葉・高松・広島・三重・岡山などには感化院がありました。
民間での動きを受けて、明治33年に感化法が制定されていますので、初めてではありませんね。

初めてのとなると、池上雪枝となりますかね。