出雲の事件に際し

 先日書いたように14歳未満の事件があるとクローズアップされます。もしこの子が児童自立支援施設に送致されれば再度クローズアップされることでしょう。
 児童自立支援施設に入所している児童のすべてが事件を起こしているわけではなく、中には家庭の事情が主で入所している子も少なくはありません。少年院は分類収容なので分かりやすいのですが、児童自立支援施設の場合、非常に雑多な構成になっているため理解しづらい面もあるかと思います。また、逆に宣伝もしづらいのです。
 たとえば、家庭的に恵まれず、生活経験の少ない児童もいますので、「こんな行事をしています」「こんな楽しいことがありました」という報告をしていると、「悪いことをして行っているのに、甘やかしていて良いのか」と突っ込まれるわけです。